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中国刀剣

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ここでは中国刀剣について紹介します。刀剣を売りたい方のためのポイントもまとめたので必ず売る前にチェックしてくださいね。

中国刀剣には数多くの種類がある

中国刀剣は紀元前770年~紀元前403年ごろの春秋時代の末期ごろより発展したと言われており、時代を経るに連れてだんだんと形を変えてきました。

中国刀剣の初期の頃は「大刀」と呼ばれる大きな片刃の刀剣がメジャーで、日本で言う薙刀のような形になっています。18~24kgもの重さがあり、発見されている最重量の大刀は54kg程度にもなるそうです。その後「斬馬剣」や「偃月刀」など様々な広がりをみせ、長く大きなものから「短兵器」と呼ばれる刀剣まで流通しました。

短兵器型の代表的なものが「柳葉刀」。生産量も多いと言われており、現在でも数多くの柳葉刀の売買が行われています。

売る前に登録証の確認

たとえば家の蔵や倉庫から偶然、中国刀剣を発見した場合、すぐに売買すると罪に問われてしまう可能性があります。中国刀剣は銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)によって定義されている刀剣類(刃渡り15cm以上の刀、槍、および薙刀、刃渡り5.5cm以上の剣など)に含まれており、そのような刀剣類を所持・売買するためには、各都道府県の教育委員会に登録し、銃砲刀剣類登録証が必要になります。

もし登録証がない場合には、すぐに所轄の警察署の中にある生活安全課に現物と印鑑と身分証明書を持っていきましょう。その際に代理の人に依頼することも処罰の対象になるため、必ず発見した家の方が出向くようにしてください。刀剣類発見届を記入し提出すると、「刀剣類発見届出済証」という書類が発行されます。その後、刀剣類登録希望者通知書という書類を警察側が都道府県教育委員会に送付し、都道府県の教育委員会より自宅に登録審査会のお知らせが届くという流れになります。

これで終わりではありません。登録審査会の知らせが届いたら、指定された日時・場所に登録予定の刀剣類と刀剣類発見届出済証を持参します。登録審査員によって長さや反りなどが細かくチェックされた後で問題がなければ登録証が発行。その際に刀剣一つにつき6000円(税抜)の発行費用がかかるので、準備しておきましょう。

登録証が無事に発行されれば全て終了。あとは刀剣を査定してくれる骨董品店などに査定をお願いするだけになります。登録証が発行されるまでに1ヶ月から数か月程度時間を要するので、早めに登録するようにしてくださいね。

買取ポイント

中国の刀剣を高値で買取してもらうためには、いくつかのポイントがあるので必ず当てはまるか確認してくださいね。

銘の有無

中国刀剣の登録証や鑑定書には「無銘」または「刀工名」が記載されてあります。もし登録証がない場合には柄を外した部分で銘をチェックすることが出来ますが、外すためのコツがいるため無理やり外すのはやめておきましょう。もちろん無銘であるから安いということではありませんが、有名な刀工の作品と認定された場合には高値の査定額が期待できますよ。

鑑定書

刀剣には鑑定書がついていれば、より高値がつきやすくなります。もし鑑定書がついている場合には、どのようなランクに属する刀剣なのか確認してください。 特別重要刀剣・重要刀剣・特別保存刀剣・保存刀剣の順で、刀剣の価値が大きく変わっていきますが、査定額にも大きな影響を与えるので確認は必須です。

刀装具

刀装具とは鍔・柄・鞘の三つ。刀装具が精巧な作りであったり、金などを用いた豪華な装飾であったりする場合には高い階級の方が所持していた刀剣の可能性も高くなります。そのような方の刀は、優れた刀剣のケースが多いため高額査定がより期待できますよ。ただ一見派手そうに見えても、実はそうでない可能性もあるため注意してくださいね。

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